どーも、椎名です。
寺本くんが「ディスカバー・アメリカ」をシリーズ化しそうな予感のする中、
わたくし椎名は同時進行でジャンル問わず好きなものを紹介してまいりますが、まあお気になさらずということで。
さてさて、ポール・アンカについて。
オールディーズがもっと知りたい!聞きたい!と思い始めた頃、手当たり次第コンピレーションLPをコレクトして聴いてたら、とある1枚の1曲目が「Diana」だった。
ちょっと擦れたハスキーボイス、ムンムンの色気とギラギラした何かを振りまく立体的な表現力、ねっとりと絡みつくような発音…初聴きした時、本当に胸がドキドキしてきてナンジャコリャーと戸惑いました!で、そのブックレットについていたポール・アンカの写真が大変に美しく! まず声に惚れ、顔に2度惚れ。 ほら、これ…!な、なんて素敵! ちなみに他のジャケットやポスターなど、わたくしのチェケラした中では間違いなくこれが一番セクシーなポール・アンカです(笑)。 レストラン経営者の家に生まれた彼は、人気シンガーのショーを見て育ち、幼い頃からショービジネスを志したんですって。12歳でステージに立ち、ボビー・ソクサーズなるグループで一旦レコードをリリースするも3000枚ほどしか(しか?)売れず、”曲が僕の魅力を生かせてないんだ”と自作した「Diana」を携え自費で渡ったNYにてデビューを結び、見事ビルボードチャート1位を獲得したのが16歳。その後も立て続けにヒットを飛ばし、トップアイドルに。 そんな野心めいている彼の経歴を知ってさらにダメ押し3度惚れ。なるほどあのギラギラした「何か」は、彼のあふれんばかりの自信自負・野心野望なんかの、いざ突出せんとするパワーがそのまま歌声になっているのよ…!と一人でガッテン。 また、ぜひとも言及せずにいられないのが”アイドル”ポール・アンカのナルシシズム。 音でしか彼を知らなかった頃は、彼が自作自演する曲を聴いて、ただただキャッチーでいいなーと思ってたのだけど、動画を見て彼の印象が変わった。 派手なアクション・細かい仕草、目線の動きや微笑など、すべてがアイドルスターとして計算しつくされてるポール・アンカ。これ、本当に10代?!と驚愕するほどの超徹底ぶりに、彼の曲が持つポップな音楽性とはまた別に、アイドルスターならではのコッテリとしたナルシシズムを見てさらに好きになりました。及川光博・松田聖子など、微に入り・細に入り「スターたらん」としているアイドルの抜け目のない動きってものにはすごい引力で惹きつけられます…自分が自分をとことん愛してるからこそ形にできる魔法。何でも検索すれば動画が見られるYoutubeの存在に感謝だけども、つくづくあの時代に動き・踊る彼をリアルタイムで見たかったなー! というわけで。ポール・アンカでした!PR
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