こんばんは。 あなたの耳は開いてますか閉じてますか椎名です。
わたしの耳は大抵閉じてます。
少しでも多くの新しい音楽を取り入れて引き出しを広げていかねばと思いつつ
ついつい知っている好きな曲ばかりを聴いてしまうのです。
たとえば、コレが良い!という音源が手元にあっても、
それに対してちゃんと耳が開いてないと食指が伸びないし、
耳に流して聴いてみてもうまく染み込まなかったりして、落ちついて聴いてられない。
で、手にしてから数ヶ月~数年後にやっと耳が開いて、
そこで初めて なるほどー と良さが分かるという。
こちらハリー・二ルソンが1968年に手掛けたカルト映画「Skidoo」のエンディング。
出演者・制作者の名前&役職をかたっぱしから歌いあげる最高のテロップソング。
王道Showbizミュージックに乗せた二ルソン独特の歌い回しと、その端々に
散らばるジョークたちから、二ルソンのキャラクターがやたらと色濃く匂ってくる。
二ルソンが主演の映画ってわけでもないのに(エキストラで出てるらしいが)
こんなに濃厚な二ルソンカラーで幕を閉じていてすごい。
デビュー翌年の二ルソンが、才能と資質と個性を生かしまくった素晴らしい仕事!
ちなみに・・・
二ルソンファンを自称しながらナンですが、買ったまま2年以上放置していた
Skidooのサントラにやっと手が伸び、聴いてみたら一気にハマった。遅ー
タイトルナンバー「Skidoo」もいい曲です。
山場シーンと思われるが、意味が不明。
きっと面白いんだか面白くないんだか判断に困るようなハチャメチャな映画
なんだろうけど、どうにか入手してみてみたいー 「シャアァァーーーーっ」 (0:41)
二ルソンのイイ仕事を聴いたことをきっかけに、なんか耳が開いた。
あれもこれも、深めるなら今!とばかりにアマゾンを巡ってあれこれCD大人買い。
年明けから耳が開くなんて幸先いいわ。ありがとう二ルソン。放置しててごめん。
今年はラグタイムおよびヴォードヴィルサウンド を追いかけたいと思います。