しいなです。
愛猫けむりさんとのコミュニケーション、育っております。
最近、お腹を撫でている態勢のまま私の腕の上にどでーんと
お座り込みになって、えらくゴロゴロいってることがある。
どーん! こんなふうに。
邪魔じゃないのか?と思うんだけど、イイらしい。
このまま顔を背中にすりすりしたり、ほっぺキスしたりしても怒らない!
ミラクル!わたしたちまじで通じ合ってるミラクル!!
こっちむいた。
「・・・。」
写真をばしばしとりまくっていたら、ブログのネタにしようという
わたしの邪念をかぎ取ったのか、ニョワァァーー!!と久々に怒られた。笑
今日は甘噛みでなく本気噛みでした・・・
されどわたしはキリストの精神です。あーめん
昨日、岡本太郎美術館にいってきました。
企画展コーナーは 「前衛下着道-鴨居羊子とその時代」 というのをやっていた。
白いメリヤスの保守的な下着しかなかった時代に、カラフルなナイロンの
セクシーな下着をデザインし、下着ショーや個展をするという斬新な方法で
女性の意識革命を行った・・・という鴨居さんなんだけど、
彼女の描く絵のほうにわたしは圧倒されました。
のら犬や飼い猫とのコミュニケーションは、彼女の生涯において
すごく重要なものだったようで、動物たちと身を寄せ合う絵ばかり。
彼女と動物たちで構成されたサーカスの絵がいくつもあって、
楽しそうに踊っていたりショーを行ってたりするんだけど、
それらが全然華やかじゃなくて、むしろ心の奥の奥の奥底で
ひっそり行われてる舞台を見るようで、ぐっときた。
さらに、そのサーカスの舞台裏での彼らを描写する絵も沢山あって
「楽屋」でだらーっとしてる動物と道化さん、
ボケーと座りこんで「もう疲れた」という動物と道化さんなどなど。
なるほどーこっちが日常の彼らのムードなんだろうなって勝手に思った。
HPに絵があったのでリンクさせていただきます。
この、 「さあおちついて」 とかさー こんな表情の道化とロバは!
外の世界に対するナーバスで内気な思いが伝わってきて、胸が収縮する。
他にも、「喝采」という絵は赤くぬられた大きなキャンバスの中央に
鴨居さんとリボンのついた猫だけがひょこっと踊っている絵なんだけど、
鴨居さんの心の奥で鳴り響いている怒号のような拍手喝采の幻が
そのまま聞えてくるように訴えかける絵で、なんかすごいきて
何度も立ち止り眺めてはボロボロ泣けた。
ほんと見て良かったです。
7/4までやってるそうなので興味ある方は是非。