書きますとも、寺本です。
今回は愛聴盤を紹介。
”フランスのチャップリン”、ジャック・タチのサントラ集です。
スタイリッシュで、なおかつ可愛い音楽。
ほぼセリフのないタチさんの映画がタイムレスな輝きを放っているのも、
この曲たちあってこそでしょう。
ちゃんと調べたことなかったので知らなかったけど、
タチさんは元マイマーらしい。なるほどなー。
フェデリコ・フェリーニとニーノ・ロータが良い例だけど、
映像と音楽のコンビネーションが生む奇跡がある。
たし算ではない、かけ算の魅力。
その相性の良さは、コーヒーとタバコのように時を越えて中毒者を増殖させるのです。
これはポップミュージックの作詞者・作曲者においても言えること。
うたぽすとも今年はたくさん曲をつくろう。
しいなです。
The Assosiation の Cherish という曲が好き。
曲ももちろん好きだけど、歌詞がすごく好き。
特にPartridge Farmily の David Cassidy が歌ってるバージョンが好き。
本家バージョン以上に、この曲を通して愛おしい気持ちを語りかけてくる感じがする。
Cherish is the word that I used to describe...
Cherish とは慈しむ、という意味の英単語ですが、この歌の主人公は
自分の秘めたる恋心をこの単語に託し、さらにこんなふうに歌います。
Oh I'm beginning to think that man has never found
The words that could make you want me
That have the right amount of letters, just the right sound
That could make you hear, make you see
That you are drivin' me out of my mind
ああ どうしてこの世には 君が僕を恋しくなるような
君を同じ気持ちにさせる力を持つ言葉がないんだろう
ぴったりの文字数と ふさわしい響きをもって
僕の思いを君の心に届ける言葉が・・・
泣ける歌詞ですな・・・!
若いのにこの歌いあげっぷり、ほんと見事
おまけ。
David Cassidyくんはわたくしと同じくHarry Nilssonの崇拝者だったそーで、
NilssonがPaul Maccartney に頼まれてMary Hoplin に書いた
Puppy's songを歌ってます。
このねちこさ、曲にあってるかどうかはちょっとアレですが、
本家以上にパホパホしているアレンジは好きです。
それにしても、どんだけってくらい犬と一緒にとった写真が沢山あるキャシディーくん。
椎名です。とりあえずPost .
ダ~ウンタ~ウン♪ のぺトゥラ・クラーク少女時代。
ことりのようなさえずりっぷりです! ドュ~ルル~ルレ~ かわゆす
Hello Dolly 歌ってる。かっこいい~。
shiinaです。
とれたてレビューです。
ヴォードビルについてアマゾンにて音源をチェケラしていたら出会った人。
Geroge Formby。
なんとなく気になってYoutubeで映像を確認してみたら、
1930~40年代のウクレレ弾き俳優だった。キレがあってリズミックなウクレレプレー!
バンジョーウクレレも弾いてるう!
1:05あたりや映像の最後らへん、
ツカタタカタ・・・とまるで軽快なタップダンスのような刻みが見事すぎる~
妙にべたつく懐っこい歌声と、コロコロ変化する爬虫類フェイスにも釘付けになり
CDはそりゃもう即買いしました。カナダから1週間かけてよーやく手元に!
そういえばオールディーズどっぷりの自分にとって、50年代以前の音楽は未知の領域・・・
なんで今までその扉を開けなかったんだろうー!
これを機に、さらにさらに時代をさかのぼっていきたいと思います。
椎名です。
小学生の頃に見た映画、「My Girl」。マコーレ・カルキン全盛期の1991年。
ほのぼのとした空気に包まれた、ピュアーで甘酸っぱい少女の成長もの
なんですが、ラストはカルキン坊やがハチに刺されて死ぬ!という
まさかの超どんでんがえしで、8歳の自分にはショックすぎて大泣きした。
今思えば急展開すぎるラストだったけど、主人公ベーダと同じ視点で
悲しみを味わえたから、子供の時に見ておいてよかったなと思う。
1970年代初頭のアメリカを舞台にしていて、2人が着ている服が可愛らしく、
また出てくる音楽がすごく良い。曲が聴きたくてビデオを何度も繰り返し見た。
トッドラングレン、スライ、シカゴ、マンフレッドマンなどイイ曲ぞろいのサントラ、
未だに良く聴いてます。
長年同じCDを繰り返し繰り返し聞いていると、曲たちが細胞に染みわたり
熟成され、何度聴いても曲は同じなのに、自分の中で勝手に育って行く。
それでお気に入りの曲が突然変わったりする。
私の中で「My girl」中の初代No.1は、ローラ・ニーロの「Wedding Bell Blues」。
映画内で使われているのは The 5th Dimension のカバーバージョン。
学校の先生に憧れる主人公ベーダ(アンナ・クラムスキー)が、部屋でこの曲の
レコードを回しながら、先生の写真を眺めるシーンがあって、
「愛してる~いつまでも~♪」と一緒に口ずさむ様子が早熟で純真ですごく可愛い。
もともとこの曲が全部ちゃんと聴きたくてCDを買ったんだけど、
とにかくこればかりを繰り返し繰り返し聴いてた。
さすがに10年聴いたら飽きてきて、お気に入りNo.1の座から外れました。
なのでここ数年聴かないでおいたけど、久々に聴いたらやっぱりいい曲。
よかったー、美味しさが戻ってきて。
2代目No.1がSpiral Starecase「more today than yesterday」。
君のことが昨日より好きになる、明日はもっと好きになる~てな歌なんですが、
Spiral Starecaseといえばこの曲、という1番のヒットナンバー。
Pat Uptonのソウルフルな歌声、高音が伸びやかで気持ちよいです。
Spiral Starecasesの25曲入りコンプリートアルバムをゲットしたら、
前述の彼らのヒット以上に素晴らしい曲が沢山入っていて、さらにはまった。
こちらも未だにヘビロテで6年選手してますが、やっぱりアルバム内の好きな曲は
徐々に変化していき、未だに長時間熟成中。
「Broken Hearted Man」 ボーカルであるPat Upton作。
失恋の曲だけど、じめじめ悲し過ぎなくて、あくまでカラッとした哀愁が良いです。
「Our Day Will Come」 出だしからグッとくるーーー
Spiral Starecaseの音の魅力は、どの曲も希望に満ちてるかんじがするところ。
明るい曲はすごく力強く、失恋の曲やスタンダードなバラード曲でもどこかネアカ。
朝の爽やかな空気の中でチャリを漕ぎながら聴くのに良いです。
長時間熟成な聴き方をしてると、好きな曲たちと一緒に年を重ねてる感じがする。
昔馴染みの曲に拾うものって大抵の場合は郷愁が主だけど、それとは違う
新しい感動がふと見つかる時がたまにあって、そういうのすっごく嬉しい。
ああ、わたしはこの曲と一緒に月日を経て、またひとつ大人になったんだ、的な。笑
てことで熟成ものでした。
次回は最近出会った獲れたてのやつを紹介します。多分。